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赤ちゃんの誕生後はノンストップで育児が始まることになります。新米ママは出産という大仕事の後で、体力回復に思いのほか時間がかかり、思うように体が動かない中での育児になります。
新米ママや、育児分担するパパママ、突然担当することになった新米パパなどが、いざ自分が赤ちゃんのお世話をする時におろおろしないように、お世話の基本的な手順を妊娠中の時期から知っておくことは大切です。
手順を読みながら、指示通りに手を動かしてみるとイメージが掴みやすくなります。
「習うより慣れろ」の気持ちでまずやってみる!それが早くうまくなる秘訣です。赤ちゃんの笑顔が見られる素敵な時間になっていきますよ。
赤ちゃんのお世話の必需品をおさらい
〈授乳時〉
授乳クッション、ガーゼ、クッション。 ガーゼは赤ちゃんがむせた時に備えてママの首近くに当てておいたり、母乳の吐き戻しをぬぐうために必要です。 柔らかい高級ティッシュもあると便利です。クッションは授乳クッションで高さや位置を調整できない場合があるので用意しておくと便利です。バスタオルで代用もできます。
〈おむつ替え〉
おむつ、おしりふき、おむつ替えマット、 蓋付きゴミ箱。おむつは1日最低10枚前後必要です。 おしりふきは濡らしたカット綿で代用しても良いです。おむつ替えマットはおしっこやうんちもれを予防しますが、 防水シートでも構いません。蓋付きゴミ箱は、使用済みおむつが意外とにおうので必須です。
〈お風呂、沐浴〉
ヘビーバス、ガーゼと沐浴布、ベビーソープ、洗面器、湯温計、ベビーバスタオル、着替え、レジャーシート。ガーゼと沐浴布は、赤ちゃんの顔拭きと体を拭くためです。洗面器は沐浴中のお湯が冷めるので少し熱めのお湯を足す時用です。レジャーシートは床濡れ防止なので防水シートでも可。
〈着替え〉
肌着とウエア。前開きタイプで、赤ちゃんの肌に優しい素材を用意しましょう。
〈爪切りとおへそのケア〉
ベビー用綿棒、ベビー用爪切り、おへその消毒液。ベビー用綿棒はおへそケア用に。消毒液は産院でもらえることが多いですが、なければドラッグストアでアルコール消毒液を買えます。
赤ちゃんのお世話項目その1 授乳
赤ちゃんは誕生後すぐに上手に母乳を飲むことが出来ません。新米ママは出産後、産後疲れを癒しつつ慣れない授乳を開始します。赤ちゃんとママにとって大切な授乳のしかたとコツを掴みましょう!
ポイントはママの基本姿勢です。背筋を伸ばして肩と腕の力を抜きましょう。正しい姿勢が出来たら、授乳クッションを置き、その上に、ママの左乳房に赤ちゃんの頭が来る向きで赤ちゃんを乗せます。この時、高さや位置が合わなければ、丸めたバスタオルかクッションで調整しましょう。
ここからが基本の授乳ポジションです、ママと赤ちゃんのお腹を密着させます。この時赤ちゃんのお腹が上を向かないように密着させてください。ママは前かがみになると肩や体に力が入るので基本姿勢をとりましょう。密着させておくと乳輪を深くくわえさせることができ、この後吸われた時に乳首が切れません。
密着させたら右手で赤ちゃんの首を支え、赤ちゃんの鼻をつぶさないようにして赤ちゃんの下あごを乳房につけてください。口がラッパのように開いているか確認してから、空いている左手で乳房を出して乳房を固定させると赤ちゃんにとって飲みやすいです。ここまでが基本の授乳ポジションです。
さあ、授乳開始です。
吸う力が弱くなったら反対側の向きに替えます。
まず赤ちゃんの口の端にママの左指を入れて乳首から離し、首とお尻を支えながら、今の横抱きから赤ちゃんを縦抱きにします。お尻を支えている手を赤ちゃんの首に移動させ、首を支えていた手をお尻に移動させ、赤ちゃんの頭を反対側(右)のママの胸の前に移して、また基本の授乳ポジションをとって授乳開始します。
また吸う力が弱まって飲み終わったら、赤ちゃんにゲップをさせます。ママの肩にガーゼを置き、赤ちゃんの首とお尻を支えてママの肩まで引き上げて赤ちゃんの顎をママの方に乗せます。赤ちゃんの胃をまっすぐ立てるイメージで赤ちゃんの背中を下から上にさすります。これを5~10分します。
もしそれでもげっぷが出ない時は、赤ちゃんをママの太ももの上に乗せ、お座り姿勢で背中をさすってげっぷをさせます。ガーゼを移動させるのを忘れずに。
今回は左胸から説明しましたが、ママがやりやすい方法を選んでください。
必要グッズはこちら![table id=5 /]
赤ちゃんのお世話項目その2 お風呂・沐浴
赤ちゃんは免疫力が弱いので、細菌感染を防ぐために専用のベビーバスを使います。
レジャーシートを広げてベビーバスを置きます。湯温については、夏は38~39度、冬は39~40度程度にします。沐浴前にベビーバスの隣にもレジャーシートを広げて赤ちゃんの着替えを置き、上におむつ、その上に赤ちゃんの体拭き用バスタオルを重ねていき準備完了です。
ここから10分程度かかります。
まず服を脱がして赤ちゃんの体に沐浴布をかけてからおむつを外し、赤ちゃんの足からお湯につけます。赤ちゃんの首を支える手の肘をベビーバスに固定しつつ、反対側の手の人差し指にお湯で濡らしたガーゼを巻き付け赤ちゃんの目、おでこ、ほお、あごの順に顔を拭きます。お湯が直接赤ちゃんの顔に当たらないように注意します。
次はガーゼで赤ちゃんの髪を濡らして、自分の手にベビーソープをつけて赤ちゃんの頭を洗います。新生児は頭が柔らかいですが、洗い方が足りないと皮脂分泌が盛んな頭に皮脂が固まり湿疹ができやすくなるのできちんと洗います。洗ったらお湯を含ませたガーゼで泡をぬぐいます。
耳の後ろ、首も洗います。赤ちゃんの腕を優しく握りながらくるくる回して脇と腕と手を洗います。沐浴布をずらして、手のひら全体で胸とお腹を「の」の字を書くように洗います。腕の時と同様に、足を優しく握りながらくるくる回して足の付け根やお股も洗います。
次に利き手で赤ちゃんのわきを支えて赤ちゃんの頭を手首に乗せて赤ちゃんを前に倒して、首の後ろと背中、お尻とお股を洗います。再び赤ちゃんを仰向けに戻して、洗面器にお湯を入れて体にかけてベビーソープを洗い流します。ここまでを10分程度で手早く行いましょう。
ベビーバスから赤ちゃんを引き上げます。この時水滴を落とそうとして赤ちゃんを振ってはいけません。ベビーバスタオルで赤ちゃんをくるんで頭を拭きます。
次に、赤ちゃんは体の皮膚が大人の半分程度と薄いので、こすらずにタオルで優しく押さえて水滴をとります。拭いたらおむつをつけて着替えを着せます。
沐浴の手順は以上ですが、沐浴後の着替えを着せる前にローションタイプの保湿剤をつけることをおすすめします。乳児湿疹を防げます。保湿剤のつけ過ぎは逆効果なので薄く伸ばしましょう。
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赤ちゃんのお世話項目その3 おむつ替え
新生児へのおむつ替えは1日10回以上になることがあるほど頻繁です。パートナーであるパパも手慣れるようにどんどんやってみましょう。
赤ちゃんを寝かせたら赤ちゃんのお尻を片手で持ち上げて、もう片方の手で新しいおむつをお尻の下に敷きます。その上で古いおむつを取り外し内側に畳んで赤ちゃんの腰の下に置きます。赤ちゃんの膝を伸ばして引っ張ると股関節脱臼しやすいので、必ず膝を曲げたままにしましょう。
次に赤ちゃんの足を持ちながらお尻ふきで汚れを拭きます。うんちの時は濡らしたカット綿を使うとかぶれにくいです。拭き終わったら古いおむつを赤ちゃんの腰の下から引き抜きます。
赤ちゃんの足を下ろして新しいおむつを当てて、おむつのお腹周りに指2本が入る程度に締めてサイドテープを留めます。左右のテープのバランスと、股ぐりが合っているか、ギャザーが出ているかを確認します。
汚れたおむつは、お尻ふきとまとめてサイドテープで留めて、自治体の廃棄方法に従って捨てます。
うんちの拭き方については、男の子の場合は性器周り、たまたまの裏側やその両脇などを拭き、お尻を持ち上げ肛門とお尻全体の汚れがないよう拭き取ります。拭き残しがあるとかぶれの原因になるのと、肛門を刺激するとうんちがでるので気をつけてください。女の子の場合は足の付け根、割れ目を前から後ろへ優しく拭き、肛門やお尻、背中に汚れがないよう拭き取ります。
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赤ちゃんのお世話項目その4 着替え
おむつ替え、沐浴、母乳の吐き戻しなどで着替えさせる場面はとても多いです。手早く着替えさせられるコツを会得しましょう。
肌着とウエアを重ねて1回の袖通しでお着替え完了するように準備します、重ねた服の上に赤ちゃんを寝かせたら、重ねた服の袖口から手を通して赤ちゃんの手を迎えに行きます。
赤ちゃんの手を掴んだまま服の袖を引っ張って赤ちゃんの腕を通します。赤ちゃんの腕を引っ張らないでください。反対側の袖も同様です。
肌着の内ひもと外ひもを結んだら、赤ちゃんのお尻を持ち上げ肌着の裾を引っ張り背中部分の服のしわをのばします。お腹の部分も綺麗に整えましょう。ウエアのボタンを留めてお着替え完了です。
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赤ちゃんのお世話項目その5 爪切りとおへそケア
赤ちゃんの爪が伸びてきたら、これから爪を切る指だけを持って、爪の端・真ん中・端と分けて切ります。最初は赤ちゃんを誰かに優しく押さえてもらいながら行なっても良いでしょう。
おへそケアについては、へその緒が取れるまでは沐浴後にへその緒の消毒を毎日行います。
先に綿棒で水分を拭き取っておき、新しい側の綿棒に消毒液を含ませおへその付け根をくるっとなぞります。根元の消毒は黄色い液体(滲出液、しんしゅつえき)が出なくなるまで続けます。もしおへそが出血したら、綿棒を必ず寝かせて出血箇所を圧迫して止血します。綿棒を縦にすると赤ちゃんには痛いので気をつけてください。
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赤ちゃんのお世話項目その6 抱っことあやし方
抱っこをする前に押さえておきたいのは赤ちゃんの視力です。
赤ちゃんが生まれた時は視力0.01~0.03くらいで、抱っこしてもらうくらいの20~30cmが良く見える程度です。急に抱っこされるとびっくりするので、目を合わせて「抱っこするよ」と声掛けをしましょう。手だけで抱っこすると手首を痛めるので両腕で包むように支えるのだと覚えておきましょう。
やり方は、まず赤ちゃんの呼吸を妨げない程度に頭を両手で持ち上げます。利き手で赤ちゃんの後頭部と首を支え、片方の手でお尻を支えて、向き合うように抱き上げます。お尻を持つ腕の肘の内側に赤ちゃんの頭を乗せます。
ポイントは赤ちゃんの頭と首を、抱き上げる人の腕の内側で支えることです。手をクロスさせるイメージです。次に赤ちゃんの腕を、抱き上げる人の体でつぶさないように添わせたら、そのまま利き手を赤ちゃんの腰に移します。
泣いている時のあやし方については、おくるみやバスタオルで体を巻いてから抱っこすると子宮内の姿勢に近づくので赤ちゃんが落ち着きやすいです。
寝かしつける時は、両足首を支えるように持って左右に優しく揺らすと、かかとの「失眠」という眠くなるツボが優しく刺激され赤ちゃんが眠りやすくなります。
産後1ヵ月間の赤ちゃんのお世話 まとめ
いかがでしたか?
実際に手を動かしながら読むと実感が湧いてきますよね。新しいことを覚えて実践するのは新鮮なものです。最初はイメージ通りにいかなくて赤ちゃんに泣かれたとしても、やってみると自分の感覚が掴めてくるのはすぐそこです。赤ちゃんと笑顔で触れ合う時間がたくさんできますように!
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