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赤ちゃん誕生後から始まる育児生活!
いざ授乳する時に母乳がすぐ出るママ、出ないママと個人差があり、悩む人が多いのも事実。
今回は、母乳が出ない場合の対処法を食べ物から考えてみましょう。
母乳の出る仕組みや普段の生活で心がけたい改善ポイントを知るだけで、悩みは解決するかもしれませんよ!?
母乳が出ない!?母乳が出る仕組みを知ろう!
授乳初期ほど母乳の出が悪くて悩む先輩ママが、全体の約4割にも達します。
しかし、1ヶ月頃には全体の7〜8割が母乳の出が良くなっているのです。
出産後、すぐに母乳が出ないからといって気に病まないでくださいね。
母乳がすぐに出ないのは当たり前です。
母乳は「赤ちゃんが吸う刺激で出るようになってくるから」です。
まず、母乳が出る仕組みから説明しましょう。
乳腺は妊娠中から授乳準備を始めています。
妊娠中に母乳を抑えているのは胎便から分泌されるホルモンです。
出産後に胎盤が娩出されることでそのホルモンもなくなり、脳下垂体(のうかすいたい)から母乳を作るプロラクチンというホルモンが出ます。
その後、赤ちゃんがママの乳首を吸い始めると、その刺激によって母乳を外に出すオキシトシンというホルモンが分泌されます。
それがあってようやく母乳が出てくるのです。
「赤ちゃんが吸う刺激で出るようになってくる」理由が分かりましたでしょうか?
すぐに母乳が出なくても、根気よく赤ちゃんに吸わせることを意識しましょうね。
母乳の元は「ママの血液」です。なのに母乳が赤くないのはなぜでしょうか?
血そのものを出すのではないのでご安心を。乳房にある乳腺の中の乳腺葉(にゅうせんよう)で母乳が作られます。
乳腺葉は毛細血管で取り囲まれており、血液から必要な成分が細胞に取り込まれて合成されたものが母乳になっています。
母乳が出ない!?そんな時はココを改善してみよう!
お産入院中に訪問客の方から差し入れを頂く人がいるでしょう。
おめでたいからお赤飯の差し入れや、出産疲れを癒してもらおうとスイーツや果物の差し入れなど様々です。
勧められるままに食べてしまうと母乳トラブルの原因になることがあるのです。
前項の「母乳が出ない!?母乳が出る仕組みを知ろう」で書いたように、出産直後からママの体内では母乳を出す準備が始まります。
糖分や脂質の多い食事を摂りすぎるとそれが母乳の元になります。
しかし乳管はまだ充分に開通していない状態なので、乳腺に乳の汁が詰まって、痛みや乳腺炎になりやすいのです。
産後しばらくは、糖分と脂質の少ない和食中心の食事とおやつを摂ることを意識してほしいです。
特に母乳が出始める産後3日間は和食中心にしましょう。
お産のあと2~3日間でる母乳を「初乳」と言います。
初乳には誕生直後の新生児に最適な栄養があるだけでなく、赤ちゃんを病気から守ってくれる成分(免疫グロブリンA、ラクトフェリンなど)が多く含まれているため、必ず吸わせるようにしましょう。
初乳は1週間程度で次第に普通の母乳の成分に変わっていきます。
母乳が出なくて悩んだ先輩ママの声を紹介!
先輩ママAさんの声
おっぱいが詰まって痛かったです。産院で相談した後に心掛けたのは、脂質の食事を控える、甘いものを控える、和食中心にする、赤ちゃんにくわえさせること、母乳は血液からできてるので冷え性改善するためにハーブティーを飲んだり、首肩のマッサージもやったりしました。
その後は詰まりが改善されました!
初産婦の先輩ママの話でよく聞くのは「お産退院後に母乳トラブルでしばらく一人で悩んでしまった」「母乳外来を初めて知って行ってみた」という話です。
地域と産院によりますが初診料5000円、再診料は3000〜4000円かかることがあります。
出産時の産院に母乳外来があることがあるので確認しておきましょう。
産院で案内があるとは思いますが「母乳の出が悪い」「母乳が出過ぎる」「乳首の痛みで授乳困難」など母乳トラブル時はどうすればいいか、退院前に自分から産院に聞いておくことも必要です。
授乳に良い食べ物、悪い食べ物は何があるか学ぼう!
乳製品、卵、豚肉、タケノコ、ピーナッツ、果物、糖分の多い清涼飲料水、もち米を使った食材は量を控えましょう。
母乳育児中のママは、通常時よりも+350kcal/日のエネルギーが必要です。
350kcalはご飯で山盛り1膳分くらいなので、3食に分けると気持ち多めにするくらいの食事量を目安にしましょう。
授乳中はとにかく体力を消耗するので、多くの先輩ママは食欲が旺盛になっています。
産後ダイエットと称して食事制限をしたくなる時期ですが、産後の体力回復と母乳を優先して過ごしてくださいね。
プラスアルファできるメニューは厚生労働省・農林水産省が作成している「妊産婦のための食事バランスガイド」をみてください。
主食は「ご飯小盛り1杯=おにぎり1個=食パン1枚=ロールパン2個」
副菜は「野菜サラダ=きゅうりとわかめの酢の物=具だくさん味噌汁=ほうれん草のおひたし=ひじきの煮物=煮豆=きのこソテー」
主菜は「冷奴=納豆=目玉焼き1皿」
牛乳・乳製品は「牛乳コップ半分=チーズ1かけ=スライスチーズ1枚=ヨーグルト1パック」
果物は「みかん1個=りんご半分=柿1個=梨半分=ぶどう半房=桃1個」とあります。
産後は体力回復が万全でなく体調を崩しやすいので薬を処方されるママもいますが、かかりつけの医師や薬剤師に授乳中であることをきちんと伝えていれば母乳に影響の少ない薬を考えてくれます。
授乳中だからと我慢せず、ツラい時は薬に頼りましょう。
食べたものが母乳を通して赤ちゃんに伝わることを意識しましょう。
例えば過度に高カロリーの食べ物をたくさん食べた後は、赤ちゃんも高カロリーの母乳を飲むことになります。
高カロリーの食事を続ける生活をすると、ママではなく赤ちゃんが太ることにつながり、離乳食の薄味を嫌って離乳食が進まないという弊害になる可能性があります。
偏食をせず、たんぱく質、カルシウム、鉄分の栄養バランスの良い食事を摂りたいものです。
タバコとアルコールの摂取も授乳中は避けましょう。
ストレスが溜まる場合はノンアルコール飲料などで我慢して。カフェインも母乳を通して赤ちゃんが摂取することになり興奮して寝つきが悪くなる場合があります。
かといって、絶対だめというわけではありません。コーヒー、紅茶、緑茶、ココア、チョコレート等は少なめにしたり、カフェインレスやノンカフェインを選んだりするのが良いでしょう。
母乳に悩む新米ママに伝えたい改善法あれこれ!まとめ
いかかでしたでしょうか?
母乳が少ないと感じると、ママにとっては大きなストレスになり授乳時間が苦痛になります。
幸いなことに栄養バランスの良い赤ちゃん用ミルクが開発さえているので、母乳トラブルを抱えた時は助産師さんにも相談してストレスを溜めすぎずミルクに頼ってみてくださいね。
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