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妊婦健診にて定期的に赤ちゃんの成長、母体の状態を確認し、多くの方が順調な妊娠期間を過ごされていると思います。
しかし体の変化が徐々に表れるにつれ、良い変化だけでなく自覚症状のないうちにトラブルが起きてしまうこともあります!
ママ自身が全然気づけない赤ちゃんとの妊娠トラブルを早期に発見し、深刻な状況になる前に治療していく。
妊婦健診での定期健診はそういった重要な意味があるのです。
ここでは妊婦検診時に知らずに発覚して妊娠トラブルを紹介していきます。
高血圧や貧血、そして尿タンパクなどを甘く考えず、普段からの生活習慣を改めるキッカケにもなると思います!
妊婦健診で判明するかもしれない妊娠トラブルを知る
妊婦健診での検査項目は主に10種類ほど。その中でも血液検査、尿検査で判明する妊娠トラブルについてパパママとして知っておいて欲しい症状が3つあります。
妊娠糖尿病
妊娠高血圧症候群
妊娠性貧血
この3症例。全体で4割弱のママが妊婦健診にて何かしらのトラブルを経験しています。
といっても2割ほどが貧血の指摘などトラブルというには少し大げさかもしれません。
しかし、甘く見てはいけません!その症状を悪化させてしまったら大変なことになります。
妊婦健診にて判明したことで改善方法も同時にわかるのでプラスに捉え、今後の妊娠生活を改善していきましょう。
妊娠性貧血について!他人事ではありません!!
一つ目は妊娠性貧血についてです。
どの妊婦さんもなりやすく常に注意が必要です。
特に妊娠10週から36週までの期間は要注意!
妊娠性貧血について
その名のとおり、鉄分不足となる状態で血液が薄くなります。
赤ちゃんの成長に血液や栄養は普段以上に必要となるので、母体となるママは不足気味になってしまうのです。
軽度は問題ないですが、重度になると分娩時に出血量が多くなったりして、産後の回復が遅れるリスクが高まります。
出産時以外も疲れやすくなったりと良いことはないので、食生活からの改善を心掛けていきましょう。
指摘された場合はどうすればよい?
指摘されても焦ることはありません。
5人に1人は指摘される症状ではあります。
むしろ指摘後の行動が非常に大切なのが妊娠性貧血です。
治療として鉄剤が処方されることもありますが、胃のムカつきや便秘や下痢といった副作用もあるので、可能な限り食生活での改善を目指しましょう。
鉄分は一定量以上は排出されてしまうので、毎日継続的にとらなくてはいけないのが面倒ではあります。
葉酸サプリの中で鉄分も配合されている商品を愛飲するなど、食事を補助するのも賢い方法です。
鉄分と一緒には、葉酸、ビタミンC、タンパク質、ビタミンB12、ビタミンB6などを同時に摂取することが望ましいです。
バランスの良い食事に補助的なサプリメントで、妊娠性貧血を防ぎ、赤ちゃんの健康的な成長をサポートしてきましょう!
指摘されたら要注意!妊娠糖尿病について
続いて妊娠糖尿病についてです。
糖尿病と名がつくだけで穏やかではないですね。
ですがそのイメージは正しいです。
妊娠12週から36週まで特に気を付けたい症状ですが、妊娠関係なく常に注意しておきたいものではあります。
妊娠糖尿病とは?
糖尿病とまではいかず、軽度の糖代謝異常のことです。
糖の処理能力が低下して余分な糖が尿や血液中に流れ出て、高い血糖値や尿糖として発覚します。
血糖の高まりコントロールが悪くなることで、後述する妊娠高血圧症候群になりやすくなります。
リスクとしては産後に真性の糖尿病になりやすくなったり、赤ちゃんが巨大児になりやすいことが挙げられます。
必然的に難産になるリスクも高まり、出生後には赤ちゃんが低血糖や呼吸器障害などになりやすくなります。
妊娠糖尿病になる理由となりやすいタイプ
妊娠によるホルモン変化が主たる原因ですが、遺伝や体質も関係します。
妊娠を機にバランスよい食事に適度な運動は必須です。
妊娠糖尿病になりやすいタイプは特に注意していきましょう!
・もともと肥満
・妊娠後の急激な体重増加
・高年出産(35歳以上)
・二人目以上の妊娠
・身内に糖尿病の方がいる
・糖代謝異常と診断されたことがある
・過去の巨大児の出産経験がある
指摘された場合はどうしたらよい?
食事により治療が主たる方法となります。
血糖値のコントロールをしていくことになるので、アドバイスを受けつつ1日の摂取エネルギーを取りつつ、糖質、脂質を抑えた栄養バランスの良い食事を実施していくことが必要となります。
適度な運動も大切ですね。それでも改善しない場合は、インスリン注射を行ったり、入院となるケースもあります。
妊娠性貧血と違い、指摘されたら要注意な妊娠糖尿病。
言われてからは少々改善には努力が必要です。なりやすいタイプに当てはまるママは、食事、運動を中心に据えた生活習慣の改善を妊娠を機に行っていきましょう。
糖尿病は怖い病気です…
赤ちゃんへの影響も深刻!?妊娠高血圧症候群について
最低限知っておいて欲しい妊娠トラブル症状の最後は妊娠高血圧症候群です。
妊娠20週から36週までは特に注意したい時期ですが、妊娠糖尿病と一緒で今後のママの健康面でも重要なことなので、血圧にも常に関心を持つようにしましょう。
そもそも高血圧の基準はどれくらい?
血圧には上と下があるのはご存知だと思います。
上は収縮期血圧、下は拡張期血圧と呼ばれ心臓の動きに連動しています。
高血圧の基準として、
上が140mmHg以上。
下が90mmHg以上。
もしくは両方が上記数値以上。
上記の当てはまると高血圧と言えます。
計測時はリラックスして行いましょう。
妊娠高血圧症候群とは?
高血圧に加え、尿検査でタンパクが出た場合に診断されます。
妊娠により血液が増加することで、母体の血管への負担も増加することで発症すると考えられます。
他にも胎盤の血管がうまくつくられなかったために発症することもあります。
頭痛や目がチカチカするなどが前兆として出るのが特徴ですが、体調不良と感じてしまうので自覚することは難しいです。
症状が悪化すると、赤ちゃんに栄養や酸素が十分に届かないため成長が遅れます。
また母子ともに合併症のリスクも高まることになります。
母子の危険と判断された場合は帝王切開での出産となります。
なりやすいタイプを知ろう
必ず発症するわけではないのですが、複数当てはまる人は要注意です。
・高血圧の家系
・高血圧、腎臓病など持病持ち
・もともと肥満
・高年出産(35歳以上)
・多胎
・妊娠後の急激な体重増加
・初めての妊娠
・過去に妊娠高血圧症候群を発症
指摘された場合どうしたらよい?
妊婦健診を定期的に受診していれば早期発見となります。
治療が出来ますのでまずは安心してください。
治療や改善方法は安静と食事の改善がメインです。
減塩を意識した食事が大切です!
また血圧を測ることを習慣化することも効果的です。
重症の場合は入院が必要となるので、発覚時より意識を変えて改善を目指して努力しましょう。
妊娠トラブルの予防について まとめ
三つの妊娠トラブルの症状にならないように予防を意識した生活習慣の改善が大切です。
妊娠は赤ちゃんとママの健康面を意識し、パパも含めた家族の将来を見据える良い機会となります。
誰しも健康で長生きしたいものです。
待望の赤ちゃんが出来るパパママにとって、人生を共に歩む家族が増えることほど幸せなことはありません。
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