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母親学級や両親学級は、全国の自治体や産院などで行われています。
強制参加ではないですが専門家から直に話を聞けるのと、立場の同じパパママ達を観察できて、出産前に自信がつきます。
今回は2016年11月に初めて母親学級に参加した友人でもあるAさんのレポートを載せます。
かなりしっかりと書いてもらいました。ありがとうAさん!
後日レポートをもとに、インタビュー形式でも伺ったので整理してみました。
さてさて、参加前と参加後の変化はどうなのでしょうか?
母親学級に参加する前の気持ちと参加者の様子
今日は産婦人科で、妊娠後期の妊婦向け母親学級に参加しました。
2時間強の長い勉強会でした。母親学級のためにわざわざ産院に行くのが正直億劫だったので、妊娠中期までの妊婦向け母親学級には行っていませんでした。
妊娠中や育児の雑誌や本をよく読んでいますし、知っていることも多いので。
たまたま産院から案内をされたので、何となく参加しました。
勉強会の参加者はもちろんみんな妊婦さん。
12月・1月出産予定のお腹の大きな妊婦さんが30人程集まって、圧巻でした。
みんなお腹が大きくて即座に動けないから、やっぱりみんな同じようなゆったりさで椅子に座ったり立ったりしていて、見ていて面白かったです。
ボブヘアーやショートの妊婦さんが多かったです。
産後は美容院に行く暇がなくなるから、早めに短く切っているのもあるのでしょうか。
勉強会に行くのが億劫だった割に、冒頭からメモを取っていたのは私くらいなもので、あとはみなさん静かに聴講するか途中から時折メモを取っていました。
産院での母親学級の当日の持ち物
筆記用具
母親学級予約時に渡された妊娠~育児期のテキスト(赤ちゃんミルクも作っているM乳業が発行)1冊
産婦人科オリジナルの妊娠・入院・育児テキスト1冊
母子健康手帳
テキストは当日までに目を通すように言われました。
内容その1「赤ちゃんのスキンケアとアレルギー予防」
赤ちゃんや妊婦、ママ向けスキンケアで有名なN社の担当者が、赤ちゃんのスキンケアとアレルギー予防について説明してくれました。
3歳までのスキンケアが子どものアレルギー体質に影響するそうです。
2年前にスキンケアの学会で、口から食べる物より肌から取り込む物に注意することでアレルギー症状が30%抑えられると発表されたと話してくれました。
肌の水分量を大人と赤ちゃんで測ると、特に夏の赤ちゃんの肌の水分量は大人の半分だそう。
つまり、赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の半分より薄い!
「お肌の角層がカサカサ→水分蒸発→刺激物が真皮まで届いてしまう」ことからアレルギー物質を体内に取り込みやすくなるらしいです。
産まれる前に赤ちゃんがいる子宮の羊水内は無菌状態で、誕生直後の赤ちゃんは白いゴワゴワ(胎脂)に包まれていますが1日経つと取れるそうです。
その後からはお肌を守るために、低刺激のスキンケアが赤ちゃんに必要だとか。3歳までは肌が成長するそうです。
この時期までにお肌がガサガサ状態を覚えてしまうと、大人になっても繰り返しやすいと聞いて、ハッとしました。
怪我をしてかさぶたができても剥がしたりすると、その場所がガサガサして皮膚が厚くなったり元どおりになりにくかったかも。
お肌って記憶するんですね。もっと早く知っていれば美肌ケアを早くから意識したのに…。産まれてくる子どもの肌を綺麗に保ちたいなぁ。
担当者の話に戻しますね。
お肌のケアは2ステップ「優しく洗う→保湿する」で考えましょうとのこと。
泡洗顔という言葉がありますが、泡が肌に乗っていれば汚れは落ちているのであまりゴシゴシこすらなくて良いそうです。
赤ちゃんの頭と体を洗う時は、別のシャンプーが望ましいようです。
理由は、頭皮の皮脂線は体の10倍もあって油汚れしやすいからだとか。
生後1~3ヶ月の赤ちゃんは頭だけベタベタしていて、よく洗わないと脂のかさぶたや新生児ニキビの元になると言われました。
よく赤ちゃんの耳を洗う時に、耳をしっかり押さえる人がいますが、あまり押さえると離した時に圧がかかって耳に良くないそうです。
優しい水流のシャワーなら耳の奥に入らないので押さえなくて良いみたいです。
赤ちゃんは羊水内にいたからお水に対して慣れているので、私たちが思うよりも大胆にシャワーで優しくかければ良いらしいです。
その後保湿を顔と体にすること。
特に目と口周りは涙やよだれで汚れやすいのできちんと塗ることと話がありました。
塗り方のコツは、一方向に塗ること!腕ならば付け根から指先まで一方向に塗る。
ゴシゴシ往復させないこと。理由は赤ちゃんの皮膚は大人より薄いから。
保湿剤を塗るタイミングはお風呂後が多いですが、お尻はオムツで蒸れるから塗らなくて良い訳ではない、と。
実はオムツ内でウンチやオシッコの刺激で皮膚は荒れやすいから、塗って良いそうです。
これは勉強になりましたね。言われれば分かるかも。
赤ちゃん用スキンケア製品は万が一、口に入っても大丈夫なものがほとんどだそうです。
安心して使えますね。担当者の話によると、ママから「赤ちゃんにスキンケアをしているのにお肌がカサカサしているのはなぜ?」という質問があるそうですが、その時はお風呂の湯温が38~40度の適温か確認するようアドバイスしていると話していました。
赤ちゃんがお湯に浸かるのは長くて3分にする。
通常赤ちゃんはそんなに冷えないとのこと。
長湯をすることで汗をかいて皮脂を流してしまうのと、あせもの原因になりやすくなるようです。
また、赤ちゃんがのぼせてしまう。
つい冬は暖かくしてあげたくなりますから、加減に気をつけたいです。
すすぎはシャワーで。担当者が最後に一番伝えたかったことは「赤ちゃんのスキンケアよりもスキンシップと捉えて欲しいです」というメッセージ。
パパもママも赤ちゃんに触ることで落ち着くし、赤ちゃんもパパママから触られることで愛されてるし守られていると感じるから。
お互いにリラックス効果がありますと聞いて、育児ストレス軽減につながるのかもしれないなと感じました。
内容その2「臨月と出産について頭に入れておくこと」
N社の担当者の次は、助産師さんからお産の説明がありました。
臨月の過ごし方、お産の兆候・産院への連絡のタイミング・お産の進み方などを、テキスト2冊の該当ページを見ながら聞きました。
陣痛時の乗り切り方は、呼吸法さえ頭に入れておけば、あとは助産師さんが指示しますよと言ってくれたのが心強く感じました。
自分の苦しみよりも赤ちゃんを主体に考えて、赤ちゃんが苦しくないように呼吸をしようと話してくれて、聞いてよかったと思いました。
他に、産院が用意している入院グッズと、入院前の必要品や入院案内についても説明がありました。
字面で読むよりも、現物を見せてもらいながら説明されると、何が産院にあって、自分には何が必要かイメージが掴みやすいですね。
院長先生からもお話があり、お産の時の医師対応について話を聞きました。
統計的に8~9割の妊婦さんは特別な医師対応がなくてもお産ができているので、心配しないでいいですよとのこと。
医師が必要なのは会陰切開や帝王切開などだそうです。
ネットだとお産の時におおごとになった人の話が目について、私もあり得るかもと思いそうだったので少し安心しました。
その後は、産婦人科の専門家監修のビデオを20分程見せてもらいました。
私の産院では夫立会い出産希望の時は、同じビデオを事前に見ておいてもらって、本人に立ち会うか判断してもらうそうです。
実際の出産をコンパクトにまとめてある内容で、お産の進み具合をすっきり頭にイメージしやすくなりました。
驚いたのは赤ちゃん出産後に、後陣痛で、胎盤を体外に出す映像が生々しくてびっくりしました。
なんと言うか巨大なレバーみたいな胎盤が外に排出されるのですね…。
映像ではあまり血のシーンは少なく編集されていましたが、実際はもっと出血があるんだろうなと感じました。
今のうちに鉄分摂取を意識しておかないと!
院長先生の雑談メモ
今月は特にお産が多いそうです。68年ぶりのスーパームーンの影響なのかは分かりませんが。
充分な数の部屋を確保してる産婦人科なんだけど、入院部屋がすでに満杯。分娩室も母親学級の時間中に埋まってしまいました。
ですので、母親学級参加者は当初予定にあった、分娩室と入院部屋の見学ができませんでした。
残念です。辛うじて新生児室を外から眺めてナースステーションをチラッと見ただけでした。
12月もお産予定が多いそうです。
関係があるか分かりませんが月のパワーってすごいなと思いました。
母親学級に参加したらママ友が出来るのかなと思ってましたが、一緒に課題をこなすとかがなければ特に話しかける機会もなく終わります。
私の場合はそうでした。
ママ友作りが目的の人は話しかければ良いと思います。
ただ、途中のトイレ休憩で、同じ安産御守りを持ってる人がいたので少しお話できました♪安産を願う気持ちに共感しました。
母親学級に参加してよかったこと
自分と同じ妊娠後期のママ達を観察できたことや、産院やお産に対する安心感が芽生えたことです。
迫り来る出産と育児に、ここ1週間ほど言い知れぬ不安を抱えていたんです。
あとは、プレゼントですね(笑)。
途中でお茶の差し入れがありました。
また、帰りに鉄分や葉酸の試供品や歯磨きグッズ、無料情報誌のセットが全員にプレゼントされて嬉しかったです♪
旦那さんも参加する両親学級も行けば良かったなぁと今となっては思います。行きたくないって言いそうですけど(笑)
母親学級の内容とは!?妊娠後期ママの体験談紹介!まとめ
いかがでしたでしょうか?
母親学級に参加したら、お産に対する安心感が芽生えたというのは良かったですね。
Aさんの場合、知識として知っていても、話を聞くことですっきりイメージが湧いたことも母親学級の効果でしょう。
億劫がらずに参加して良かったですね。
母親学級や両親学級の内容は様々です。みなさんも参加してみては?
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